へら鮒釣りとは ■



 

    まず「へら鮒」とは、
   コイ科、フナ属 ルーツはゲンゴロウブナ(琵琶湖の原産)。
   そのゲンゴロウブナのうち体高の高いものだけを選出し、交
   配させたもの。
   ギンブナ・ヒラ(平)ブナと呼ばれたものが現在のへら鮒に
   なったものと思われる。
  


  食 性主に植物性プランクトンを主食とする。
  習 性群をつくる。
      回遊性がある。 
      水温は15℃〜25℃において活発にエサを追う。
      食性から主に中層を泳ぐ。但し、気温、水温により深さ(タナ)が変わる。 
      産卵は春・桜の咲く頃。
      九州から北海道まで広く分布。
      警戒心が強く敏感である為、釣り方は難しいが、引き味が良いので釣りファンが多い。



 へら鮒釣りは、日本独特の釣り方と言える。その食性への対応の為、ねり餌が使われ、そしてねり餌の
 状態を知る為にへら浮子が作られた。
 このへら浮子は、お米一粒の重さどころか、髪の毛一本の重さまで表すことができる繊細な物です。
 また、へら鮒釣りはつり師とへら鮒の頭の戦いであり、釣ることを目的にする為、釣った魚はすべて
 リリースします。ゆえに日本古来のスポーツフィッシングといえるでしょう。
 また、へら鮒釣りは釣りの向上を目指し、多くのクラブがあり、お互いに研さんし、たくさんの競技会が
 開かれています。
 ぜひ、腕におぼえのある方は腕試しをどうぞ。